1.
Extension Powerのサーバ要件を教えて下さい。
下記の要件を満たすサーバで動作いたします。
OS: Windows Server (64bit)
CPU: x64ベースプロセッサ 4コア以上
メモリ: 16GB以上
HDD/SSD: 500GB以上
はい。対応しています。
仮想環境で稼働させる場合、サーバ要件と同等のリソースを割り当てお願いします。
1サーバにつき最大2,000ユーザまで収容可能です。
2,000ユーザを超える場合はサーバを複数台水平分散にて設置します。
その場合はロードバランサ等の水平分散装置が別途必要です。
4.
Extension PowerサーバはDMZに配置しなければなりませんか?
サーバは基本的にLAN内部に配置し、NAPTやIPマスカレードで必要ポートのみを疎通させる方式を推奨しております。
構築課題になりますので別途ご相談ください。
はい。対応しています。
基本的に運用する場合はSSL/TLSでの運用を推奨しております。
ロードバランサやリバースプロキシを設置する場合、SSL/TLS証明書についてはそちらの機器に組み込みます。
シングル構成の場合はExtension Power自体がSSL/TLS証明書を自動更新する仕組みがございます。
UNIVERGE Aspire 6、UNIVERGE Aspire WX plus、UNIVERGE Aspire WX
UNIVERGE SV9700、UNIVERGE SV9500CT、UNIVERGE SV9500
UNIVERGE SV9300CT、UNIVERGE SV9300
に対応しております。
UNIVERGE PBXに接続する場合は「OAI機能」のアクティベートが別途必要です。
Aspireシリーズにおいてネットワーキング構成では動作しません。単一構成もしくはAXリンクにて構成する必要があります。
IaaS環境にExtension Powerを設置することが可能です。
Azure環境の場合、Azureインスタンス上にExtension Powerを構築し、Azure Express Routeを使用して、社内LANの中に設置するIP-PBXと疎通可能にします。
AWS環境の場合、AWSインスタンス上にExtension Powerを構築し、AWS Direct Connectを使用して、社内LANの中に設置するIP-PBXと疎通可能にします。
他のクラウド環境においても上記と同じような仕組みでクラウド環境から社内LANに疎通ができる状態でしたら環境は問わず構築可能です。
8.
既にNEC製PBXを導入していますが、Extension Powerを既設環境に導入することは出来ますか?
はい。可能でございます。
既設PBXに対しても電話運用を大幅に変更することなくExtension Powerを導入いただけます。
9.
本社がSV9500CT、支社がSV9300CT、小規模支店がAspireの分散PBX環境で運用しています。
Extension Powerは何拠点まで接続可能ですか?
Extension PowerサーバからIP疎通であればすべての拠点に接続可能です。
例えば、本社のユーザが他支店のユーザを検索しクリックコール等できます。
10.
Extension Powerで連携できる電話機種別を教えて下さい。
NEC製 IP多機能電話、デジタル多機能電話、アナログ電話、PHS、ソフトフォン(SP350)、UNIVERGE STシリーズ、AXモバイルリンク内線にて動作確認済みです。
NEC型番 DTシリーズ、SP350(SVシリーズ)、DC550(Aspire)、UNIVERGE STシリーズ(ST450/ST465/ST500)が連携可能です。
11.
Extension Powerのユーザ要件を教えて下さい。
PCブラウザ
2
Microsoft Internet Explorer 11(動作はしますが他のモダンブラウザに移行をお願いします)3
Google Chrome (Windows / macOS / Chrome OS)4
Mozilla Firefox (Windows / macOS)ブラウザ拡張機能
2
Google Chrome (Windows / macOS / Chrome OS)
デスクトップアプリ(PC)
.NETフレームワーク 4.8以上をインストールしたWindows PC
スマートフォン
ケータイ、ガラケー
にてご使用いただけます。
12.
電話着信時にPCなどにポップアップ通知がありますか?
はい。デスクトップアプリまたはMicrosoft Edge、Google Chromeブラウザ拡張機能をインストールすることで電話着信時に着信情報をポップアップします。
着信情報は発信元電話番号がアドレス帳に登録されている場合、名前等のプロファイルを同時にポップアップします。
デスクトップアプリ、ブラウザ拡張機能を使用されない場合は、ブラウザ画面内に着信ポップアップが表示されます。
13.
電話の発着信履歴は何件まで保存されますか?
Extension Powerの発着信履歴は件数ではなく30日分の発着信履歴を閲覧可能です。
30日より古いデータは自動的に削除されます。
14.
サブラインや代表電話への着信履歴も保存されますか?
はい。保存されます。
該当電話のサブライン設定を管理者側より設定することでマイライン・サブラインに対する発着信履歴を閲覧可能です。
1個のマイラインに対し、最大10個のサブラインを関連付け可能です。
管理者画面よりユーザ、電話機、組織のインポート/エクスポートが可能です。
個別のユーザについてもアドレス帳のインポート/エクスポートが可能です。
登録形式はExcelファイル(Extension Power所定フォーマット)です。
17.
Active Directoryに社員情報を集約管理しています。連携できますか?
Active Directory 連携オプションにより以下が可能となります。
1
日次実行によるActive Directoryからのデータ連携(ユーザ情報、オフィスアドレス帳情報)2
ID, PWをActive Directoryに問い合わせる認証連携いずれにおいてもLDAPまたはLDAPSプロトコルにてActive Directoryと通信を行います。
18.
Microsoft Entra ID(旧称Azure AD) と連携できますか?
Microsoft Entra ID側でLDAPSを構成することにより連携可能です。
19.
社員を組織検索したいのですが、組織からの検索は可能ですか?
はい。組織ツリーより所属ユーザを検索可能です。
22.
複数の組織を兼務している社員がいるのですが、1ユーザ複数組織に所属可能ですか?
はい。可能です。
標準機能で1ユーザ2組織まで所属可能です。
オフィスアドレス帳、パブリックアドレス帳およびプライベートアドレス帳についてはシステム上限値なくHDD/SSDの容量に準じます。
ただし、オフィスアドレス帳(ユーザ)の内、Extension Powerを利用できるユーザ数はライセンス数が上限値となります。
24.
1アドレス帳のおおよその使用容量を教えて下さい。
文字数に比例しますが、1アドレス帳の容量は画像を含め約20KB程度です。
25.
発信する際に在席しているか確認したいのですが、、
Extension Power デスクトップアプリまたはブラウザ拡張機能を使用することで自動的にユーザステータスをサーバ側で更新します。
例えば、PC起動時に自動的に「在席」となり、一定時間PC無操作後に「離席」となります。
ユーザステータスは在席、離席、外出、会議、取込中の5種類です。
26.
Microsoft Teamsと連携可能ですか?
はい。Microsoft Teamsと連携し以下の機能が利用可能です。
1
Microsoft Teamsユーザプレゼンス状態の表示2
Microsoft Teamsユーザへのコミュニケーション3
Microsoft Teams発信(※Teams電話利用環境のみ)
27.
オフィス内メンバーの在席状態を知りたいです。
Extension Powerのユーザステータス機能として「在席」、「離席」、「会議」、「外出」、「取込中」のステータス設定が可能です。
ユーザ自身で任意のステータスに変更することで、他者へ自分のステータスを公開できます。
Extension Power デスクトップアプリまたはブラウザ拡張機能を使用することで「在席」、「離席」のステータスがPCと自動的に連動されます。
PCの無操作時間が長くなると自動的に「離席」となり、PC復帰後に「在席」となります。
モバイル端末では手動でステータスの設定を行います。
なお、設定されたステータスが残り続けることがないように深夜3:00に自動的にクリアされます。
28.
代表着信を携帯電話でピックアップ応答したいです。
Extension Powerのピックアップ機能を使用することでFMC携帯や通常の携帯電話によるピックアップが可能です。
FMC網、キャリアによる公衆回線網、いずれもピックアップ可能です。
本機能はPBXのピックアップグループ設定を使用しないため、工事不要で使用可能です。
29.
代表電話着信をスマートフォンに通知することはできますか?
Extension Powerのピックアップ機能を使用することで、対象電話機への着信をPC、iPhone、Androidへプッシュ通知でお知らせできます。
また、固定電話機が近くにない場合でもプッシュ通知画面より簡単にスマートフォンでピックアップ応答が出来ますので、オフィスのフリーアドレス化やテレワークに役立ちます。
30.
内線宛の着信もスマートフォンでピックアップできますか?
はい。外線着信、内線着信問わずスマートフォンでピックアップ応答可能です。
31.
携帯電話を使用して会社電話番号で発信できますか?
リングコール発信(V字発信)を使用することで実現可能です。
32.
外出先から携帯電話を使用して会社の内線を直接呼びたいのですが、、
リングコール発信(V字発信)を使用することで実現可能です。
Extension Powerを使用しない場合は、携帯電話で会社に発信し取り次いでもらうのが通常ですが、リングコール発信を使用することで外出先より指定の内線電話を直接呼び出すこともできます。
33.
電話機へ転送設定を入れることを可能ですか?
はい。PC、スマートフォン、フィーチャーフォンより、
を設定することが可能です。
34.
社員に配布している携帯電話の紛失による個人情報流出が心配です。
iPhone, Android専用アプリをインストールすることにより、端末内部の連絡先(電話帳)を一切登録しない運用が可能です。
Extension PowerではHTTPプロトコルとWebSocketプロトコルを使用します。
具体的なプロトコルスキームはhttps:// と wss:// です。
お使いのプロキシサーバ側でWebSocketの通信が切断されないように設定するかExtension Powerサーバへのアクセスを除外設定する必要があります。
WebSocketに対応していないプロキシサーバをお使いの場合は、除外設定を行いプロキシサーバを経由させない経路での運用をお願い致します。
また、2台以上のプロキシをラウンドロビンにて運用されている場合はクライアントとExtension Powerサーバ間のセッション維持が出来ないため除外設定をお願い致します。
36.
リバースプロキシをフロントに設置可能ですか?
はい。可能です。
ただし、一部のリバースプロキシサーバではWebSocketプロトコルに対応しておりません。
リバースプロキシではHTTPリクエストとWebSocketリクエストを両方Extension Powerにプロキシする必要があります。
nginxをリバースプロキシとして構築した実績がありますのでご相談くださいませ。
必須ではありません。
お客様環境にてリバースプロキシ経由でのアクセスを希望される場合のみ必要です。
38.
ロードバランサをフロントに設置可能ですか?
はい。可能です。
ただし、一部のロードバランサではL7バランスとしてWebSocketプロトコルに対応しておりません。
WebSocket非対応の場合はL4+Source IP Hashとしてバランシング設定します。
まず、ファイアウォール/ルータのポート開放制限にて運用に必要なポート以外を一切外部疎通できないように構築します。
運用後のセキュリティについて、パスワード一定間違いによるアカウントロック機能や使用デバイスによるデバイスID認証機能を実装しています。
デバイスID認証機能は万が一、ID/パスワードが流出した場合においても許可端末以外は使用できません。